PUNISUKEのブログ

好きなものや気になるものについて

コーヒーについて

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タバコとコーヒーどっちが辞められない?と聞かれたら、僕は間違いなくコーヒーを選ぶ。毎朝豆を挽いてドリップしたコーヒーを飲むことが習慣だった家に育った僕は、自然と「コーヒーを飲まなければ一日が始まらない」という体になってしまっているのだ。これはもう強迫観念のように体が命令してくるレベルで、どんなに忙しい一日でもコーヒーを欠かすことは許されない。

 

こんなにもコーヒーに縛られている僕は、最近あることに気が付いた。それはコーヒーの味が空間に依存するということだ。汚い部屋で飲むコーヒーと、綺麗な喫茶店で飲むコーヒーとでは明らかに後者の方が美味しく感じるだろう。つまらない人と取るに足らない話をしながら飲むコーヒーより、仲の良い友人と楽しい話をしながら飲むコーヒーの方が遥かに美味しく感じるだろう。

 

僕が一番好きなコーヒーは、以前紹介した喫茶店「ラドリオ」で友人と飲むコーヒーだ。今までの思い出も、未来の思い出も詰まっている空間で飲むコーヒーは、確実に代替不可な価値を与えてくれる。よく「〇〇を知らないなんて人生を損している」と言うけれど、コーヒーに限って言えばまさしくそれが当てはまると思う。こんなにも生活にゆとりを与え、集中力を与え、水分を与えてくれるものが他にあるだろうか。一度カフェイン中毒になってしまえば、それは世界で最も幸福な中毒だとみんな感じるはずだ。この中毒は僕らに幸福だけを提供してくれる。

 

コーヒーはこれからも僕を縛るだろう。けれどこんな心地の良い縛りから、僕は一生抜け出すことは出来ない。抜け出したいとも思わない。コーヒーという女王様に縛られれば、人はみな自然と奴隷になってしまうのだ。そして一度その悦びを知ると、ただただ跪き「早く飲ませてください、早く飲ませてください」とお願いするしかない。もしまだコーヒーを知らない人がいるなら、早く飲んでみて欲しい。一度飲みさえすれば、間違いなくあなたはカフェインの鞭で叩かれる悦びに浸っているはずだ。