PUNISUKEのブログ

好きなものや気になるものについて

麻雀について

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「インタビューいいですか?」と最近よく聞かれます。テレビかなと思って、「何のインタビューですか?」と聞くと、「いま、自分探しのための自己啓発セミナーやってまして…」と言われます。他人から見ると、僕は今自分を見失ってるみたいです。

 

そんな僕にも、ちゃんとした趣味があります。それが麻雀です。麻雀は心・技・体のどれか一つでも欠ければ勝てません。それはまるで武道です。例えば、負けるとお金を失うという恐怖に打ち勝つ心。(賭け麻雀は犯罪です。やめましょう。)相手の手を読み、自分の手を上がる技。丸一日打ち続けるための体力。それらすべてが揃ったとき、人は初めて雀鬼・雀聖(武道でいう達人)へと近づけるのです。

 

あまり知られていませんが、麻雀には上がる(完成する)と死ぬといわれている役があります。九蓮宝燈(ちゅうれんぽうとう)という役です。そして実は、去年の年末、僕はその役をテンパイ(あと一枚で完成する状態)しました。上がると死ぬことはわかっていましたが、わかっていても上がりたいのが麻雀です。生と死どちらを選ぶか…葛藤の末、僕はリーチをかけました。待ちは2・5萬でした。

 

残り枚数が2枚となった時、先にリーチをかけていた上家が(左に座っている人)マンズを掴みました。「これで俺は死ぬ…」そう覚悟した時、切られた牌は6萬でした。こうして僕は九蓮宝燈を完成させることなく、悲しみながら無事生き延びました。あそこでもし2・5萬が出ていたら、今頃僕はブログを書くこともなく死んでいたでしょう。
生死をかける遊び、それが麻雀なのです。

 

麻雀は僕の人生を彩りあるものに変えてくれました。麻雀と出会う前の僕は、今まで以上につまらない無趣味な人間でした。もし麻雀と出会わなければ、言われるがまま自己啓発セミナーに通い、そのまま新興宗教か何かにハマって友人を無くしていたかもしれません。おそらくこのブログも新興宗教の紹介文で埋め尽くされていたでしょう。

 

今、麻雀は僕にとって生きる希望にすらなっています。勝負を通じて生きるとは何か、死ぬとは何かを問いかけてくれる麻雀。そんな麻雀を僕はこれからも愛し続けていきたいです。